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オービットは、BIM ツールが教える建物の見方です。外から、少し上から、モデルを手の中で回す。調整には最適ですが、ある問いにはまったく役立ちません。中を歩いたらどう感じるか、という問いです。
一人称ナビゲーションはその問いに答え、ついでにもっと実務的な問いにも答えます。柱にぶつかって開くドア。幅は基準を満たしているのにトンネルのように感じる廊下。理由もなく 2.1m まで下がる天井。どれも目線の高さでは一目瞭然で、上からではほとんど見えません。
歩行モードの操作
歩行モードの操作:G で開始、WASD で移動、マウスで見回し、床をダブルクリックすると目線の高さでそこへ移動。
| 操作 | キー |
|---|
| 歩行モードの開始・終了 | G |
| 移動 | W A S D または矢印キー |
| 見回す | マウス(ビューをクリックしてカーソルをロック) |
| 速度を変える | 歩行中にマウスホイール |
| 目的地へ移動 | 床をダブルクリック:カメラが床面から 1.65m の高さでそこへ移動 |
カーソルをロックすると、ビュー中央に照準が表示され、クリックはそこに入ります。歩きながら要素を選択すると、歩き始めたときのマウス位置ではなく、いま見ているものが選ばれます。
衝突判定がない理由
ゲームは壁で止めます。モデルレビューはそうあるべきではありません。建物を確認するときは、ドアを探すより、隣の部屋へ入って間仕切りの裏側を見たいことがほとんどです。それに大きな IFC で衝突判定をすると、フレームごとにジオメトリを問い合わせることになり、歩行を役立つものにしている滑らかさがまさに失われます。
歩くと見つかり、オービットでは見逃すもの
- 家具や柱、ほかのドアと干渉するドアの開き。
- 階段・梁・ダクト下の有効高さ。
- 視線:受付から入口が見えるか。
- 動線:エレベーターホールから階段への経路が分かりやすいか。
- プロポーション:必要面積は満たしているのに違和感のある部屋。
何か見つけたらその場で計測し(IFC モデルをオンラインで計測する方法)、いま立っている位置のビューポイントで BCF 課題を作成しましょう。
ウォークスルーから送れる成果物へ
ライブのウォークスルーはレビューです。施主には、同じ経路を短い動画にしたほうが、どんなレンダリングより説得力があることが多いです。録画をタイトル入りの MP4 に編集し、視聴するプラットフォームに合ったサイズにする方法はIFC モデルを動画にするで解説しています。
IFC モデルを一人称視点でウォークスルー、ブラウザで