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IFC4は2013年にbuildingSMARTが公開し、2018年にISO 16739-1となりました。それでも2025年の今なお、BIMツール間でやり取りされるIFCファイルの大半は、2006年のIFC2x3スキーマを使っています。なぜ普及がこれほど遅いのでしょうか。そして、どのバージョンを選ぶかが実際に問題になるのはどんな場合でしょうか。
IFC4で変わったこと
- ジオメトリ:IFC4ではテッセレーション形状(IfcPolygonalFaceSet)が導入されました。IFC2x3ではB-rep表現で50MBを要する複雑なメッシュも、8MBで表現できます。詳細な建築モデルなら、サイズはおよそ6分の1です。
- マテリアル:改良されたIfcMaterialLayerSetUsageにより、壁やスラブの層構成の定義がツール間でより明確になりました。
- 数量:IFC4では、IfcElementQuantityによる面積・体積の明示的な数量は回避策ではなく、正式な機能として扱われます。
- インフラ:IfcFacilityや建設環境(built environment)向けの拡張によって、IFCが道路・橋梁・トンネルを扱うための土台が整いました。
IFC2x3のままでよいケース
ワークフローに次のいずれかが含まれる場合です。Tekla Structures(お使いのバージョンがIFC4にどこまで対応しているか確認してください)、古いNavisworks(2020より前のバージョンはIFC4ジオメトリへの対応が不完全です)、またはIFC2x3を明示的に指定している契約です。
IFC4にアップグレードすべきケース
Solibri(2019年からIFC4に完全対応)やArchiCAD 23以降(IFC4の出力品質が非常に高い)を使っている場合、または情報交換要件(EIR)でIFC4が指定されたISO 19650準拠の納品を行う場合です。また、ファイルサイズの大きさが調整作業の足かせになっている場合もアップグレードをおすすめします。テッセレーション形状を使うと、IFCファイルのサイズは通常およそ半分になります。
IFC2x3とIFC4:エクスポートのスキーマはアップグレードすべきか?